今日の環境分析 2022年11月8日

昨日は、前週末の動きを継続したUSDが下落し、利上げ余地が大きいと判断されているEURが上昇しました。この結果、EURUSDは再びパリティの1.0を回復しました。前週末発表の米国の雇用統計では今後の金融引締め度合いを判断できなかったため、木曜日に発表される米国の消費者物価指数の結果待ちの動きになっています。このため、USDは気迷いな展開が続いています。

通貨相関からは、JPYの弱さが継続しており、USDの弱さも目立っています。対して、EUR・NZD・CADの強さが目立っています。JPYとUSDともに弱いため、USDJPYの動きは判断しづらくなっています。USDJPYを除いた、ドルストレートやクロス円通貨に注目しています。

本日は、米国の中間選挙となります。明日、大勢が判明しますが、共和党の躍進となった場合、米国のウクライナ支援に支障をきたす恐れがあり、ウクライナ情勢を背景にエネルギー危機の長期化を警戒する必要があります。この場合、最も影響を受けるのは欧州経済なので、EURの動向に注意したいと思います。