本日未明に発表された、米国FOMCの政策金利は+0.75%の利上げと予想通りになりましたが、利上げと同時に発表された声明文では次回以降の利上げ幅を縮小することを示唆するものでした。しかし、その後のFRB議長の会見ではこれを否定するかのような発言となりました。これを受けて、USDJPYは急落後に急反発するなど、ボラティリティの高い展開となりました。前日発表された雇用関係指標の好調を受けての反応だったと思われます。利上げ停止の議論があることは間違いなさそうなので、ここからの利上げ余地は限定的であると思われます。
通貨相関からは、再び、JPYの戻りの動きが見られます。USD・NZDの強さは継続しており、EUR・GBPの弱さも継続しています。これら通貨を組み合わせた通貨ペアに注目したいと思います。個々の通貨ペアでは収束の動きを強めており、発散の時期は近いと考えています。
本日は、イングランド銀行の政策金利の発表に注目です。また、米国のISM非製造業景況指数にも注目です。本日は、日本が祝日で休場であるため、東京時間は方向感のない展開が想定されます。欧州時間からの値動きに注意したいと思います。