今日の環境分析 2022年11月2日

昨日は、オーストラリア中央銀行が7会合連続で+0.25%利上げしました。今後も利上げ継続方針は出していますが、小幅な利上げでは市場インパクトはなく、AUDは軟調な展開となっています。米国では、雇用動態調査が発表され労働需給のひっ迫感を確認する一方、ISM製造業景況指数は2年半ぶりの低水準となりました。本日のFOMC政策金利の発表を前に、方向感のない展開が続いています。

通貨相関からは、JPY・AUDの弱さ、USD・NZDの強さが際立っています。上位足から下位足まで方向感が揃っているものの、個別の通貨ペアでは方向感がつかみにくい状況が継続しています。

本日は、米国のFOMC政策金利の発表と、その後のFRB議長の記者会見に注目です。政策金利は+0.75%の利上げで市場コンセンサスは固まっていますが、FRB議長の記者会見で次回以降の金融政策に言及されれば大きく動く可能性があります。次回、利上げ幅を圧縮するのか否かが最大の注目点です。発表を前に動きづらい展開にあると思われます。

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