
中国市場が休暇明けとなり予想通りの急落となりましたが、世界経済へ与える実態は依然として不透明のため、為替市場への影響は限定的となりました。GBPが一挙に弱さを示し、大きく下落しました。GBP系通貨に始まっていたと思われたトレンドは一旦はお休みになりました。AUD・NZD・CADは弱さが継続しており、これら通貨との組み合わせは依然として堅調な動きを示しており注目しています。
前週との大きな違いは、AUD関連通貨のボラティリティが高まってきています。新型ウィルスの拡大に伴い不安感の広がりから、中国経済との関連性の高いAUDが最も顕著な反応を示しています。新型ウィルスを材料としたリスクオフの動き、英国のEU離脱などから、トレンドが発生してきました。ボラティリティに注目した短期のトレードが可能な局面になってきました。なかでも米国時間に回復の動きが出てきている点にも注目です。