今日の環境分析 2023年8月24日

 昨日は、欧米各国・地域でPMIが発表され、景況感の悪化を確認する結果となりました。すでに景況感の分岐点となる50ポイントを下回っている製造業PMIは依然として低水準にあり、堅調だったサービス業PMIの悪化が目立ちました。米国のサービス業PMIは前月比-1.3の51.0と市場予想の52.2を下回り、ドイツ・ユーロ圏・英国のサービス業PMIはそれぞれ47.3・48.3・48.7と軒並み50割れとなりました。金利上昇に伴う景気悪化懸念が強まってきました。今後のさらなる金利引上げに慎重にならざるを得ない状況にあると思われます。こうした動きを受けてUSD・EUR・GBPともに下落しました。Mark’s Tradeのスイングトレードにおいては、昨日に続きMark2の新規サインが複数の通貨ペアに確認することができます。調整の動きが広がっていると思われます。

 通貨相関からは、昨日に続きEUR・GBPが弱く、USDもPMIの内容を受けて弱さを確認することになりました。対して、調整の続いていたAUD・NZDやJPYの強さが目立つ動きになってきています。下位足の動きがまだ上位足に波及するには到っていませんが、徐々に影響してくるように思われます。メジャー通貨の売りを軸に通貨選択をしていきたいと思います。

 本日は、米国の新規失業保険申請件数に注目です。昨日のPMIにおいて景況感の悪化を確認しているため、労働環境面から景気判断ができる内容になるのか注意が必要と思われます。足元の動きが、明日のジャクソンホール会議におけるFRB議長の発言内容に影響を与えることになるのか、警戒しておきたいと思います。

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