昨日は、クロス円の反発が目立ちました。USDJPYは再び146円台に入り、一段と為替介入を警戒する局面となりました。現在フォローしている21通貨ペアのうち、20通貨が日足ベースで上昇する珍しい局面となりました。通貨の強弱感が明確になっていることの現われと判断しています。Mark’s Tradeのスイングトレードにおいては、日足ベースでは複数の通貨ペアでポジションを保有していますが、4時間足においてはトレンドを確認できず収束を強める通貨ペアが目立ってきました。日足のポジションも決済ポイントが近づいており、転換点を模索する動きを強めてきているように思います。
通貨相関からは、EURの強さが回復しGBP・USDとともに3強の通貨になっています。マイナー通貨の弱さは継続していることから、相対的なメジャー通貨の強さにつながっています。JPYを除くメジャー通貨の買いとマイナー通貨売りの通貨選択を継続して行きたいと思います。
本日は、重要な経済指標はありません。米国の中古住宅販売件数はそれほど重要度の高い経済指標ではありませんが、他に材料がないためにこの指標でも市場への影響はあるものとして対応していきたいと思います。明日のPMIや週後半のジャクソンホール会議に向けて様子見の展開が想定されます。また、JPYUSDが146円台に乗せてきたことで、金融当局の口先介入を含めた対応に警戒しておきたいと思います。