昨日は、各国の貿易収支の発表に反応する動きから、久しぶりにボラティリティが高まりました。しかし、多くの通貨ペアはレンジ内の動きが続いており、明日の米国の消費者物価指数の発表を前に、様子見の展開が続いています。全般に小動きに推移しており、3日連続で1%を超える変動のない状況になっています。
通貨相関からは、マイナー通貨の弱さとJPYを除くメジャー通貨の強さが顕著になっています。強弱感は明確に表れているものの、方向感をつかみにくい局面にあるため、通貨選択が難しい状況にあります。マイナー通貨の売りやJPYを除くメジャー通貨の買いを軸に通貨選択を検討していきたいと思います。
本日は、中国の消費者物価指数に注目です。中国経済の停滞が懸念されており、世界経済への影響から各国の金融政策への影響も意識する必要があります。この発表内容を消化した後は、明日の米国の消費者物価指数の発表に向けて思惑的な動きが強まる可能性があります。ドルストレート通貨の値動きに警戒したいと思います。