週末金曜日は3日連続で小動きに推移しました。ボラティリティが低下傾向にあり、価格の収束は強まっているため、方向性のない展開になっています。本日は米国が祝日であることや明日が月末になることから、大きな動きを期待するのは難しいかもしれません。しかし、収束が強まっている時は、少しのエネルギーで発散に向かうことは可能になるので、動き出しに注意してみていきたいと思います。週足ベースで調整波になる通貨ペアが増えてきました。この調整波の方向に日足以下の短期足が連動していることから、長期的なトレンド転換の可能性が高まってきていると思います。
通貨相関では、メジャー通貨の弱さ、マイナー通貨の強さが目立っています。USDの弱さが継続しており、JPYの弱さも見られます。これを受けて、USDJPYを除いてドルストレートやクロス円通貨のUSD・JPY安の方向が継続すると思われます。なかでも、マイナー通貨とUSD・JPYの組み合わせに注目しています。
今週は、本日米国が週末2日間英国が祝日で休場になります。水曜日にはカナダの政策金利の発表があり、利上げに向かうか注目です。また、金曜日には米国の雇用統計が発表されるなど、重要指標の発表が続きます。年後半に向けた景気動向を模索していく上で重要な指標発表になります。