今日の環境分析 2022年5月27日

昨日は、前日に続き前日比では小動きに推移しました。JPYの強さが目立っており、日本時間のクロス円のボラティリティが高まっています。しかし、全般には収束の動きが極まってきています。日足・4時間足ともに多くの通貨ペアで収束しており、いつ発散に向かってもおかしくない局面にあります。週明け月曜日は米国が祝日で金融市場は休場となること、週末であることや月末が近づいてきていることから、本日の値動きには警戒しておきたいと思います。

米国の企業決算を通して、一部に米国の景気減速観測が出てきています。これを受けて、加速度のついている金融引き締めの動きは、年後半に向けて弱まってくるものと思われます。先読みしたUSDの現在の上値の重たさに表れていると考えられそうです。昨日は、日銀総裁の発言を受けて一時的に円高に動きました。現在の日米金融政策の差異が円安ドル高を進めてきましたが、日銀の金融政策の方針転換があれば、大きな反転が想定されます。日銀の目標とする消費者物価が2%超えの状況を考えると、日銀の方針転換に警戒しておくことが必要と考えます。

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