先週末に発表された米国の雇用統計は堅調な数字となりました。しかし、事前予想とのサプライズがなかったことで、大きな動きにはなりませんでした。また、GBPの弱さが継続していますが、英国統一地方選挙で与党の敗北が決定的になったことで、弱さが加速する可能性が高まってきました。
通貨相関でも、GBPが最弱通貨になっており、AUD・CAD・NZDも弱さが目立つようになってきました。一方、EUR・USD・JPYの強さが継続しています。これら通貨の組み合わせに注目していきたいと思います。
今週は、水曜日に米国の消費者物価指数に注目です。米国のインフレ状況を把握するうえで、最も重要な指標と言えます。これを除けば、金融政策の発表などはなく、分かりやすい展開を想定しています。レンジの動きが続いていますが、徐々にトレンドの発生を待ちたいと思います。