時間帯別ボラティリティ 2020年3月第4週

高いボラティリティが続いています。前週もコメントしましたが、 ボラティリティの大きな局面ではエントリーと同時に大きな評価損を抱えることもあります。通常の2倍以上の値動きになるということは、損切り水準を従来の倍に置く必要があります。損失金額を固定と考えれば、従来の半分の数量でも通常と同じになります。収益の可能性も倍になっているので、ポジション数量の調整によって通常の意識の下でトレードを継続することができます。ボラティリティの高さに躊躇することなく、資金管理を徹底することで乗り切ってもらいたいと思います。

2020年3月27日の環境分析データ

昨日、スケジュールに未記載だった米国の新規失業保険申請件数は驚異的な数字でした。雇用調整がしやすい米国でもここまでの数字となると、米国経済の弱体化は避けられなくなると思います。米国大統領選挙を控えて、なりふり構わず政策を打ち出してくることが予想されますが、その場合、 新型コロナ鎮静化の連邦政府の財政赤字への懸念が強まりドルの弱体化が心配です。欧米への感染拡大が続いていることから、メジャー通貨の弱さとマイナー通貨の堅調さが目立っています。大きなトレンドに変化はないと考えていますが、当面は調整の動きに注視していきたいと思います。加えて、週末や月末接近であることにも注意が必要です。

2020年3月26日の環境分析データ

昨日コメントした、日足ボリンジャーバンドのミドルバンド(20SMA)までの調整は複数通貨で達成してしまいました。ミドルバンドから反転し上位足のトレンドに戻るか、抜けて調整が長引くもしくはトレンド転換するか、ミドルバンド付近での値動きに注意が必要です。トレンドが転換する場合、ミドルバンド抜け後のレジサポを確認出来てからでも遅くはないので、安易にミドルバンド付近での飛びつきをしないように注意してください。

2020年3月25日の環境分析データ

昨日のコメントでスプレッドの拡大の話をした途端、正常化の方向に戻ってきています。市場の流動性が回復されてきた状況が確認できます。日足の調整の動きが強まってきています。通貨の強弱では、上位足と下位足では反対になる動きが出てきています。4時間足では収束する動きが強まる中、方向感を明確に出せている通貨がいくつか出てきました。日足ベースでボリンジャーバンドのミドルバンド(20SMA)までの調整を想定しています。

2020年3月24日の環境分析データ

USDの強さは継続しているものの一服感も出てきています。その他の通貨で反転の動きもあり、トレンドを終了するのか、継続するための収束の期間なのか、見極めが必要な局面になってきました。上位足の方向性に揺るがない状況にあるため、後者と判断しています。ボラティリティの高さは、大きな収益機会を提供してくれますがリスク要因でもあります。同様に、リスク要因として考えられるのがスプレッドです。このところ、各社のスプレッドが急拡大しており、メジャー通貨以外のスプレッドは異常値ともいえる水準にあります。スプレッドの拡大は、ボラティリティの高さ以外に市場参加者の減少も示していると思います。マイナー通貨の細かい値動きなどをみると顕著です。当面は、メジャー通貨中心にトレードすることをおすすめします。

2020年3月23日の環境分析データ

USDの独歩高の状況が続いています。EURUSDの弱さやEURGBPの強さが継続しており、USD>EUR>GBPの通貨強弱が明確になっており、トレンドを確認することができます。全般に4時間足では目先の調整の動きが強まっており、値動きが収束する傾向に見られます。この後の収束から拡大へ変化する際には、その方向性に警戒するようにした方が良さそうです。

3月第3週の決済トレード

ボラティリティの高い状況のため、毎日の環境分析のコメントで4時間足のトレードをおすすめしています。日足ベースでの決済ルールのサインを待つとタイミングが遅くなってしまいます。このため、エントリーサインは従来通りとしていますが、決済にあたっては個別コンサルでお伝えしている裁量部分を重視し、重要抵抗線やフィボナッチなどを利用して決済しています。

3月第2週の決済トレード

先週(3月第2週)の決済トレードを掲載していませんでした。このため、チャートは3月第3週まで表示されています。合計では若干のプラスになっていますが、1勝5敗と勝率が低下しています。ボラティリティが急拡大している中で、トレンドの初動と判断した動きは反対方向となり、多くが損切りとなりました。

時間帯別ボラティリティ 2020年3月第3週

依然として、高いボラティリティが続いています。米国時間のボラティリティは、複数通貨(*)でグラフ上限を超えていますが、あえてこのまま表示しています。ボラティリティの高いため、各社の売りと買いのスプレッドが拡大しています。スプレッドを意識せずにエントリーすると、ボラティリティの大きな局面ではエントリーと同時に大きな評価損を抱えることもあるので注意してください。通常の2倍以上の値動きなるということは、半分の数量でも通常と同じ収益・損失となるので、数量調整による資金管理が重要です。
(*)GBPJPY(421)、AUDJPY(292)、GBPUSD(406)、EURAUD(708)、GBPAUD(430)、USDCAD(324)、EURCAD(347)、GBPCAD(408)、EURNZD(615)、GBPNZD(494)

スワップ一覧(Axiory/BigBoss/XM)_2020/3/21

今週は、週初のニュージーランドの利下げに始まり、米国の追加利下げ、英国の緊急利下げなど、多くの国で金融政策の変更が行われました。この結果を受けて、各通貨のスワップポイントは修正が行われています。中でも、AxioryのNZD系通貨の変動が目立ちます。

今週も、BigBossは変更していません。同社の運営姿勢を懸念し推奨口座としての扱いを停止しました。