(Axiory/BigBoss/XM/Titan)


ストレスのないトレードを目指そう!
今日の環境分析 2024年5月24日
昨日は、欧米各国地域でPMIが発表されました。最初に発表されたフランスのPMIが低水準であったためにEURは一時的に下落しましたが、その後に発表されたドイツ・EUと堅調な数字であったため、EURの強さが目立つ展開となりました。米国の総合PMIは、市場予想51.1に対し54.4と2年ぶりの高水準となり、製造業50.9・サービス業54.8ともに市場予想を上回り、景気の分岐点とされる50をも上回りました。新規失業保険申請件数は、市場予想を下回り2週連続で減少しました。消費・雇用ともに堅調であったことから、利下げ開始時期の後退観測が強まり、米金利は上昇しUSD高となり、USDJPYは3週間ぶりに157円台まで上昇してきました。ここからは円買い介入を警戒すべき水準ですが、G7財務相中央銀行総裁会議に出席している米国のイエレン財務長官が「為替介入は稀であるべきであり、事前の伝達が必要」と従来の発言を繰り返し、円買い介入にくぎを刺しました。
通貨相関からは、GBPの強さが継続しています。EURとともに上位足から下位足まで強さが揃っています。USDは4時間足での強さが続いていますが、日足の強さに波及するには到っていません。USDに対するCADの弱さが際立っており、同様にAUDもNZD対比での弱さが目立つ展開になっています。JPYを除くメジャー通貨の強さは継続しているため、これら通貨の買いを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: GBP・NZD
弱い通貨: CAD
日足 : NZD>GBP>AUD>EUR>JPY>USD>CAD
4時間足 : USD>GBP・NZD>EUR>JPY>CAD>AUD
本日は、日本の全国消費者物価指数に注目です。日銀の金融政策に大きな影響を与えるのでJPY の動きには警戒したいと思います。また、英国とカナダの小売売上高に注目です。消費面からの金融政策への影響に注意したいと思います。米国では、耐久財受注やミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。昨日の好調な経済指標と同調するのか否かに注目しています。USDの強さの持続性を図るうえで参考になると思われます。市場全般はボラティリティが低下し、小動きに推移しています。収束の動きを強めつつあるため、発散に転じるのは近いと考えています。
今日の環境分析 2024年5月23日
昨日、日本の長期金利は11年ぶりの1%台に乗せ、徐々に日銀の利上げが視野に入るようになりました。ニュージーランドの政策金利は予想通りの据置きとなりましたが、利上げが「現実的な検討事項」とコメントしたことでNZDは大きく買われました。しかし、その後は反落しました。英国の消費者物価指数は、前年同月比で+2.3%と市場予想の+2.1%を上回りました。金融政策に大きな影響を与えるサービスCPIは、予想の+5.4%に対し+5.9%と大きく上振れ、前月比では横ばいとなりました。早期の利下げ観測は遠のいたように思われ、GBPJPYの200円が近づいてきました。FOMCの議事録では、複数の委員が利上げを検討するなどタカ派的発言が多く、利下げ開始までの期間が長くなるとの内容でした。米国での金利低下よりも日本の利上げの方が早いのであれば、USDとJPYのモメントの違いからUSDJPYの上値は重たいと考えています。
通貨相関からは、NZDとともにAUDが相対的な弱さが継続しています。この2通貨の弱さをうけてJPYは最弱通貨から脱しつつあります。GBP・EUR・USDが4時間足での強さを維持しており、上位足への波及してくるものと思われます。EUR・GBPともに堅調な動きの中で、EURGBPでは下落基調を強めています。このため、EUR対比でのGBPの優位性が強いと思われます。JPYを除くメジャー通貨の買い、マイナー通貨の売りの通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: GBP・USD
弱い通貨: JPY・AUD・NZD
日足 : NZD>GBP>AUD>EUR>USD>CAD>JPY
4時間足 : GBP>USD>EUR>CAD>NZD>JPY>AUD
本日は、日銀の国債買い入れオペが実施されます。買いオペが据え置かれるのか減額されるのか、どちらにしてもJPYの反応は大きなものになることが想定さるため、警戒したいと思います。欧米各国地域のPMIにも警戒したいと思います。ECBの6月利下げ見通しを確度の高いものにするのか、EURの動きには注視したいと思います。また、米国では新規失業保険申請件数が発表されます。週次で発表される労働統計としての重要度が高まってきており、注意しておきたいと思います。
今日の環境分析 2024年5月22日
昨日は、各国の金融当局の発言が相次ぎました。そのなかで、FRBのウォラー理事は利下げにはあと数か月見る必要があると発言し、利下げへの過剰期待のある株式市場を牽制しました。市場全般では小動きに推移し、多くの通貨ペアでは4時間足で収束の動きを強めています。方向感の乏しい展開が続いており、手掛けにくい環境にあります。
通貨相関からは、JPYの弱さが継続しています。しかし、クロス円通貨でみると上値の重たさを確認することができます。GBP・EURが堅調な展開となっており、USDの反発の動きもみられます。一方でマイナー通貨の弱さが目立つことから、2極化の動きを強めつつあります。方向感が定まっていない状況にあるため継続性に疑問ですが、下位足の動きが上位足に波及してくるのかに注意したいと思います。方向感の乏しいなか、GBP・EURの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: GBP・EUR
弱い通貨: JPY・CAD
日足 : NZD>AUD>GBP>EUR>CAD>USD>JPY
4時間足 : GBP>USD>EUR>AUD>CAD>NZD>JPY
本日は、ニュージーランドの政策金利に注目です。金利据置き見通しでサプライズはないと思いますが、ごく一部に利上げ観測があるため警戒しておきたいと思います。明日日本時間未明に発表されるFOMCの議事録にも注目です。利下げに関して時期を含めてどのような議論があったのかが注目となります。また、英国の消費者物価指数にも注意したいと思います。インフレが継続しているのか、BOEの金融政策にも直結するので、GBPの値動きには注視したいと思います。明日朝NY株式市場が閉場後に発表される半導体大手のエヌビディアの決算に注目が集まっています。高成長を持続するのか成長に陰りをみせるのか、過熱気味のNY株式市場にとっては注目度が高い材料となります。NY株式市場の過熱感が一段と高まるようだと、FRB高官のタカ派的発言につながることが想定され注意したいと思います。
今日の環境分析 2024年5月21日
昨日は、日本でインフレ期待の底上げから長期金利が11年ぶりの高水準となりましたが、JPYへの反応は限定的となりました。米国では、FRB高官の発言が相次ぎ、インフレ減速判断は時期尚早とのタカ派的発言が見られました。また、BOE副総裁は、夏の間に利下げの可能性を示唆しました。秋に向けて、EU・英国・米国の順で利下げする見通しが高まり、利下げ時期が通貨の強弱につながっています。市場全般では、小動きに推移し方向感のないつかみにくい展開が続きました。
通貨相関からは、JPYの弱さが再び高まり、USDは反転し強まりました。GBPの強さが目立つようになる一方で、AUDの反落の動きが目立ちました。4時間足では日足方向の調整の動きと思われるため、強弱を判断するのが難しい状況です。そのなかで堅調な展開をみせるGBPの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: GBP・USD
弱い通貨: JPY・CAD
日足 : NZD>AUD>GBP>EUR>CAD>USD>JPY
4時間足 : GBP>USD>NZD>EUR・CAD>AUD>JPY
本日は、各国の金融当局の発言が目白押しです。ECB総裁に始まり、米国財務長官、FRB理事や連銀総裁、BOE総裁の発言と、いつになく多い状況となっています。個別の発言には警戒が必要となり、EUR・USD・GBPへの影響には注意したいと思います。また、オーストラリアの5月7日開催分のRBA議事録の公表や、カナダの消費者物価指数にも注目したいと思います。それぞれAUD・CADへの影響が少なからずあることが想定されるため、値動きには注意したいと思います。
今日の環境分析 2024年5月20日
週末金曜日は、ボラティリティが低下し、方向感のない展開となりました。市場全般に小動きの推移となり、トレードチャンスの少ない展開となりました。世界的にリスクオンの動きから、株式市場や商品市場に資金が流れています。米国株式市場は、NYダウが4万ドルにのせるなど、企業業績の裏付けに加えて利下げ期待から好調ですが、高値への警戒感を強めるべきと思います。株式市場の格言にある「Sell in May」に注意したいと思います。
通貨相関からは、AUD・NZDの強さ、USD・CADの弱さが継続しています。GBPの堅調さがEUR対比で目立っています。JPYは中立的な位置づけとなり、上位足の弱さと比較すると戻りの動きを強めていると判断しています。引き続き、USD・CADの売り、AUD・NZDの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。加えて、GBPJPYはいつ2008年8月以来の200円台乗せとなるのか注目しています。
強い通貨: AUD・NZD・GBP
弱い通貨: USD・CAD
日足 : AUD>NZD>GBP>EUR>CAD>USD>JPY
4時間足 : NZD>AUD>GBP>JPY>EUR>CAD>USD
今週は、各国地域の金融当局発言が非常に多く予定されています。発言内容次第で限定的とは思いますが、市場への影響に注意したいと思います。そのほか、水曜日のニュージーランドの政策金利・FOMCの議事録公表、木曜日の日銀の国債買入オペ・各国地域のPMI(購買担当者景気指数)、金曜日の日本の消費者物価指数・英国の小売売上高にも注目です。それぞれ市場インパクトが大きくなることが想定されるため、警戒しておきたいと思います。
本日は、市場インパクトを与える経済指標の発表はありませんが、米FRB高官や連銀総裁の発言が相次ぎます。米国株式市場は好調ですが、こうした局面では安易な利下げ期待から市場の過熱を回避するためにも、FRB高官からのタカ派的な発言で市場を牽制するものと思われます。こうした動きは週を通して想定されUSDへの影響があるため、個々の発言には注意したいと思います。なお、本日はカナダとスイスが祝日のため、金融市場は休場となります。
2024年5月第3週の実績
5月第3週は、9通貨ペアで+666.6pipsとなりました。16回トレードし、16勝0敗、勝率100.0%となりました。1回トレードを見送りました。今週は、1回あたりの獲得pipsが拡大したものの、エントリーのタイミングが合うものが少ない結果、トレード回数が減少し全体の獲得pipsが低下しました。
デイトレードにおいては、1時間足のチャートを見るだけで、判断することができます。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。
今日の環境分析 2024年5月17日
昨日、日本の第1四半期GDPが発表され、前期年率換算で2.0%減となりました。なかでも個人消費の低迷が顕著となり、自動車不正問題や能登半島地震、円安とマイナス要因が重なった結果です。第2四半期は回復が見込まれているため、JPYにとって大きな不安材料にはなりませんが過度な円安による物価上昇は個人消費への影響が大きいため、政府としても円安対応に迫られるものと思われます。オーストラリアの失業率は4.1%と市場予想の3.9%を上回り、AUDは一時下落しました。景気停滞懸念が高まりつつあると思われ、利下げ期待が高まってくるものと思われます。他の通貨対比で堅調な動きを見せていたAUDですが上値の重たさを意識する局面に入ってきたと考えています。米国の新規失業保険申請件数は予想を上回りましたが、USDへの影響は限定的でした。労働市場の需給ひっ迫緩和を裏付ける内容となったため、利上げの可能性はなく年内の利下げを意識する動きが強まる結果となりました。市場全般では、日本時間こそボラティリティが上昇しましたが、欧州・米国時間には急低下しており、調整の動きを強めています。
通貨相関からは、USD・CADの弱い状況が続いており、次いで弱いJPYも軟調な展開が継続しています。AUD・NZDは強さを維持していますが、徐々に警戒していきたいと思います。EUR・GBPは中立的な動きを見せています。USD・CADの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: AUD・NZD
弱い通貨: USD・CAD
日足 : AUD>NZD>GBP>EUR>CAD>USD>JPY
4時間足 : NZD>AUD>GBP>EUR>JPY>CAD>USD
本日は、市場への影響度の高い経済指標の発表はありません。方向感の乏しい局面にあり、週末であることから、様子見の展開が想定されます。膠着した状況では些細な情報に過剰反応することがあるので、値動きに警戒しつつも内容を吟味したうえで対応していきたいと思います。そのなかで、USDの動きには警戒したいと思います。足元のUSDの弱さは一部の経済指標の停滞を契機としたものですが、指標の内容とは見合わない弱さに通じているように思われます。利下げを見込んだ米国株式市場が過熱傾向にあることも懸念材料です。ドルストレート通貨の値動きには注視したいと思います。
今日の環境分析 2024年5月16日
昨日は、今週最大の注目だった米国の消費者物価指数(CPI)が発表されました。前年比+3.4%、前月比では+0.3%と、3月の+0.4%と市場予想の+0.4%を下回り、伸び率の鈍化を確認する結果となりました。同時刻に発表された小売売上高は横ばいとなり予想を下回り、NY連銀製造業景況指数では悪化し6か月連続マイナス圏となるなど、米国経済のピークアウト感を印象付ける内容でした。前日のFRB議長は次の政策変更が利上げの可能性は低いと発言したこともあり、年内の利下げ観測が強まりました。これを受けて米国金利が低下し、USDの下落につながりました。
通貨相関からは、USDの弱さが継続し、下位足では最弱通貨になりました。USDにつれてCADの弱さも一段と目立つようになってきました。これを受けてJPYは最弱通貨から脱してきました。AUD・NZDの強さが再び戻ってきました。EUR・GBPは中立的な位置づけに変わりました。米国の重要な経済指標は出尽くしたので、今のUSDの方向性を継続すると思われます。このため、USDの売り、AUDの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: AUD・NZD
弱い通貨: USD・CAD
日足 : AUD>NZD>EUR>GBP>CAD>USD>JPY
4時間足 : NZD>AUD>GBP>EUR>JPY>CAD>USD
本日は、オーストラリアの失業率に注目です。堅調なAUDの動きが加速するのか反転するのか、そのきっかけになると思うので注意したいと思います。また、日本のGDPが発表されます。景気停滞を確認することになるのか、日本の利上げ時期を探る上で重要になります。米国では週次で発表される新規失業保険申請件数に注目です。雇用統計で確認した労働需給の逼迫緩和を再確認することができるのか、数字には注意したいと思います。再確認することになると、昨日のCPIで確認した消費動向と合わせて米国金利の低下を招くことになると思われ、その場合のUSDの下落には警戒したいと思います。さらに、FRB高官・連銀総裁の発言が複数予定されており、足元の経済指標の内容を受けて今後の金融政策に対してどのような意見が出されるのか注目しています。