+581.4pips獲得_6月第2週のデイトレード

2024年6月第2週の実績

6月第2週は、9通貨ペアで+581.4pipsとなりました。13回トレードし、13勝0敗、勝率100.0%となりました。1回トレードを見送りました。USDJPY・EURAUD・GBPAUDはトレードを行いませんでした。EURAUD・GBPAUDは2週連続でノートレードとなりました。今週は、日米の金融政策の発表を受けて方向感がつかみにくい局面でした。

日銀の金融政策に注目!_6/14(金)

今日の環境分析 2024年6月14日

 昨日発表された米国の5月の生産者物価指数は、前月比-0.2%と市場予想の+0.1%から予想外の低下となりました。新規失業保険申請件数は、+24.2万人と市場予想の+22.5万人を上回り、10か月ぶりの高水準となりました。物価・雇用の面からインフレ鎮静化を裏付ける内容となったためUSD安の動きが出ましたが、一時的なものにとどまりました。これを受けて、米国時間のボラティリティが高まりましたが、終値ベースでは小動きに推移しました。依然として方向感のつかみにくい展開が続いています。前日のFOMCにおいては、年内1回の利下げとなったことがサプライズとなりましたが、同日に発表された消費者物価指数を多くの参加委員は考慮せず、先週末の雇用統計までで判断した意見の集約のように思われます。足元のインフレ停滞を示す経済指標が続くようだと、年内2回の利下げが強まると思われるため、今後の動向に注目したいと思います。

 通貨相関からは、EURの弱さが際立ってきています。NZD・AUDの堅調さは継続し、GBPの強さも持続しています。GBPを除くメジャー通貨はマイナー通貨対比での弱さが継続しています。CADはUSDにつれて弱い通貨群に位置しています。足元の弱さが目立つEURの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。JPYは本日の日銀の動向を見てから判断したいと思います。

 強い通貨: NZD・GBP
 弱い通貨: EUR・(JPY)

 日足   : NZD>GBP>USD>AUD>JPY>CAD>EUR
 4時間足 : NZD>AUD>GBP>CAD>USD>JPY>EUR

 本日は、日本銀行の金融政策が発表されます。政策金利は据置き、国債買い入れ減額が想定されています。金融政策自体にはサプライズはないと思われるため、日銀総裁の記者会見に多くの注目が集まります。前回4月の会合後の記者会見において、日銀総裁は円安容認ととられる発言を安易にしたことでUSDJPYが160円をつけ、円買い介入につながりました。前任の黒田総裁が為替に関しては言及しないことを徹底したことと比較すると、学者出身の総裁のわきの甘さがでたと思われています。今回も円安に関連した質問が多いと思われますが、おそらく総裁は為替に関しては言及しないと思いますが、その発言には警戒したいと思います。新たな施策や方針に含みを持たせた発言がないようだと、失望感からJPYの急落も想定しておきたいと思います。総裁会見の内容を市場が織り込むのを待ってからJPYへの投資を検討したいと思います。そのほか、ミシガン大学消費者信頼感指数にも注目です。米国経済のインフレ鎮静化の動きを確認することになるのか、USDの動きには注意したいと思います。

米生産者物価指数に注目!_6/13(木)

今日の環境分析 2024年6月13日

 昨日は、ビッグイベントを通過し、大きな動きとなりました。日中のボラティリティは高まりましたが、終値ベースでは小動きになりました。米国の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で+3.3%と市場予想の+3.4%を下回り、12か月連続の3%台となりました。FRBが目指す2%には遠いものの、前月比では2年ぶりの横ばいとなったことがサプライズととられ、USDが売られる展開になりました。その後のFOMCでは、7会合連続で市場予想通りの金利据え置きを発表しました。注目されていた年内の利下げ見通しは、3月時点の3回から1回に変更されたことで、早期利下げ観測は大きく後退しました。FRB総裁のコメントでは、追加利上げには否定的で、インフレ鎮静化を評価する内容となりました。こうしたことからUSDが買われる展開となりましたが、CPIによるドル安の動き分を回復するまでには到りませんでした。CPIの与えた市場インパクトを重要視したいと思います。

 通貨相関からは、NZDの強さが回復しました。つれてAUDの強さも目立つようになりました。GBPの強さも継続しています。一方、GBPを除くメジャー通貨の弱さが目立つようになってきました。GBPとマイナー通貨の買い、GBPを除くメジャー通貨の売りを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: NZD・AUD・GBP
 弱い通貨: JPY・USD・EUR

 日足   : NZD>GBP>USD>AUD>EUR>CAD>JPY
 4時間足 : NZD>AUD>GBP>CAD>EUR>USD>JPY

 本日は、米国の生産者物価指数(PPI)に注目です。昨日のCPIに続き前月比の数字が焦点になると思われます。その場合のUSDの動きに警戒したいと思います。そのほか、オーストラリアの失業率、米国の新規失業保険申請件数、米財務長官の発言などにも注目されます。本日から明日まで、日本銀行の金融政策決定会合が開催されます。明日の昼頃に金融政策が公表されますが、会合において国債買い入れの減額(テーパリング)を検討するとのことです。金融正常化は第二段階に入ってきたといえそうで、会合の内容と日銀総裁のコメント次第ではJPYの動きに大きな影響を与える可能性が高いと思われます。本日は、昨日の米国のビッグイベントを消化する動きと明日の日銀の金融政策への警戒感から様子見の展開を想定しています。

米CPIとFOMCに最大限の警戒!_6/12(水)

今日の環境分析 2024年6月12日

 昨日は、本日のビッグイベントを控え、様子見姿勢を強めました。英国の5月の失業率は4.3%と市場予想の4.1%を上回り、賃金上昇率は5.8%と前月の5.9%から鈍化しました。これをうけてGBP安で反応しましたが、一時的なものに終わりました。市場全般では、ボラティリティが依然として低水準で推移し、小動きに推移しました。

 通貨相関からは、GBPの堅調さが続いています。昨日の失業率の発表で売られる局面もありましたが、中長期的な強さは持続しています。USDの強さも続いており、CADがUSDにつれ高の動きになっています。EURは一段と弱くなり、AUD・NZDも軟調な展開が見られます。持続性を確認できるGBPの買い、EURの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。USDの買いも注目できますが、本日の指標次第で大きく動く可能性が高いので、発表後の動きを見たいと思います。

 強い通貨: GBP・USD
 弱い通貨: EUR・AUD

 日足   : NZD・GBP>USD>CAD>AUD>EUR>JPY
 4時間足 : USD>GBP>CAD>JPY>AUD・NZD>EUR

 本日は、米国の消費者物価指数(CPI)とFOMCの政策金利の発表に最大限の警戒が必要です。先週末の雇用統計で労働市場の需給ひっ迫を再確認したことで、インフレの動向が重要なポイントになるため、CPIの数字次第でUSDが大きく動くことが想定されます。また、FOMCにおいては、金利据え置きと見込まれていますが、ドットチャートにおける年内の利下げ回数に注目が集まっています。こちらも回数次第でUSDに大きな影響を与えます。このように、本日はUSD関連通貨の値動きに注意したいと思います。USDJPYは円買い介入を警戒し上値の重い展開が続いています。金曜日に日銀の金融政策の発表を控えているため、USDJPYは動きにくいと思われます。また、英国のGDPや中国のCPIにも注意したいと思います。

英失業率に注目!_6/11(火)

今日の環境分析 2024年6月11日

 昨日は、明日の米国の消費者物価指数と金融政策の発表というビッグイベントを前に様子見の展開となりました。ボラティリティは低下し、週末の米国の雇用統計のサプライズを消化しながら、小動きに推移しました。そうしたなか、先週後半から週末に行われた欧州議会選において右派勢力が大きく躍進したことを受けて、ECBの金融政策への影響を懸念した動きからEURが軟調な展開となりました。

 通貨相関からも、EURの弱さを確認することができます。下位足の弱さが上位足にも波及しており、GBP対比での弱さが顕著になっています。USDは雇用統計のサプライズの影響を保持し強い展開になっています。EURの弱さが際立つことから、JPYの弱さは軟化しました。NZDやCADは、調整の動きを見せており、日足に波及するのか、一時的なものにとどまるのか注目です。GBP・USDの強さが持続していることから、これらの通貨を軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: GBP・USD
 弱い通貨: EUR・JPY

 日足   : NZD>GBP>USD>AUD>JPY>EUR>CAD
 4時間足 : USD>GBP>CAD>AUD>NZD・JPY>EUR

 本日は、英国の失業率に注目です。英国内の政局不安があることから、労働環境が金融政策に与える影響は大きいと考えます。対EURでの強さは維持しているものの、値動きには警戒しておきたいと思います。明日のビッグイベントを前に様子見姿勢を強めると思われますが、このような局面ではちょっとした材料に過剰反応することがあるので、注意しておきたいと思います。

今週は日米の金融政策に警戒!_6/10(月)

今日の環境分析 2024年6月10日

 週末金曜日に発表された米国の雇用統計は、サプライズとなりました。非農業部門の雇用者数は、+27.2万人と市場予想の+18.5万人を大きく上回りましたが、3月と4月は下方修正されました。平均時給は前月比+0.4%と加速する一方で、失業率は悪化しました。直近で発表された複数の労働統計で需給ひっ迫観測が緩和されていましたが、雇用統計のサプライズが雇用環境の逼迫を確認することになりました。これを受けて、9月の利下げ観測は大きく後退し、米国金利は上昇し、ドル高に反応しました。市場全般では、ドルストレート通貨の堅調さが目立ちました。

 通貨相関からは、雇用統計の結果をうけたUSDの強さが目立ちました。GBPの堅調さも続いています。一方で、JPYとEURの弱さが目立つようになりました。足元の動きが上位足に波及してくるのか注意したいと思います。上位足から下位足まで強さを維持しているGBPと足元の強さのみられるUSDの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨: GBP・USD
 弱い通貨: EUR・JPY

 日足   : NZD>GBP>USD>EUR>JPY>AUD>CAD
 4時間足 : USD>GBP>CAD>AUD・NZD>EUR>JPY

 今週は水曜日に警戒です。雇用統計に並ぶ最重要な経済指標となる米国の消費者物価指数(CPI)とFOMCにおける金融政策が発表されます。ともに市場へのインパクトは非常に大きいので値動きに警戒したいと思います。また、金曜日には日本銀行の金融政策が発表されます。おそらく現状維持のなかで、どの程度利上げに向けた議論がされるのかに注目しています。そのほか、火曜日の英国の失業率、水曜日の英国のGDP、木曜日のオーストラリアの失業率と米国の生産者物価指数、金曜日のミシガン大学消費者信頼感指数にも注目です。ともに各通貨へのインパクトがあるので、発表時には注意したいと思います。
 本日は、日本の第1四半期GDP二次速報が発表されますが、市場への影響は小さいと考えます。その他、重要な経済指標はありません。先週末の雇用統計の結果を消化する動きと、水曜日のCPIに向けた思惑的な動きが交錯し、方向感のつかみにくい展開を想定しています。なお、オーストラリアと中国は祝日のため金融市場は休場となります。

+869.5pips獲得_6月第1週のデイトレード

2024年6月第1週の実績

6月第1週は、9通貨ペアで+869.5pipsとなりました。15回トレードし、15勝0敗、勝率100.0%となりました。1回トレードを見送りました。木曜日はトレードがなく、EURUSD・GBPUSD・EURAUD・GBPAUDはトレードを行いませんでした。今週は、クロス円通貨を除けばエントリーチャンスがない一週間でした。少ないチャンスでしたが、1回当りの獲得収益は高くなり、5月第1週以来の高水準となりました。

デイトレードにおいては、1時間足のチャートを見るだけで、判断することができます。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください

米雇用統計を警戒!_6/7(金)

今日の環境分析 2024年6月7日

 昨日、欧州中央銀行(ECB)は、事前の予想通り、4年9か月ぶりに利下げをしました。インフレ減速への自信を深めたことによるものと説明しました。発表においてインフレ見通しを引き上げ、今後の方針はデータ次第であることを強調し、追加利下げへの期待感を弱めました。これを受けてEURは上下動しました。米国の新規失業保険申請件数は、市場予想を上回り、今週発表の雇用関連の統計同様に悪化を確認しました。市場全般では、本日の米雇用統計を前に様子見姿勢の強い展開となり、小動きに推移しました。

 通貨相関からは、前日とほとんど同じ強弱感になっています。NZDの強さが継続し、足もとのJPY の強さも持続しています。USD・CADの弱さが継続しています。EUR・GBPは中立的な位置づけにありますが、EURの利下げを受けてGBPがEUR対比での優位性を維持しています。本日は米国の雇用統計の発表を控えているため、USDを手掛けにくい状況にあります。通貨を特定せず、個別通貨ペアの動向を判断したいと思います。

 強い通貨: NZD・JPY・GBP
 弱い通貨: USD・CAD

 日足   : NZD>GBP>EUR>AUD>JPY>CAD>USD
 4時間足 : NZD>JPY>GBP>EUR>USD>AUD>CAD

 本日は、米国の雇用統計に注目です。今週発表された雇用関連の統計は労働需給の逼迫緩和を示すものでしたが、本日の雇用統計でも同様の結果になればFRBの利下げ開始時期を早めることになることが想定されます。内容次第で、USDは大きく動く可能性があるので警戒したいと思います。また、同時刻に発表されるカナダの失業率にも注目したいと思います。来週水曜日にFRB、金曜日に日銀の政策金利が発表されるため、日米の金融政策を意識した動きにも注意したいと思います。なお、週明け月曜日は、オーストラリアと中国が祝日となります。