昨日は、米国トランプ大統領の給与減税発言でUSDが反転しました。株価も大幅に反発し、目先の底打ち感をみせる動きとなりました。しかし、新型コロナによる世界的な経済停滞の方向性に変化は見られないため、底値を模索する動きは継続すると思われます。一時的なイベントに伴う急落はV字回復を期待できますが、長期に影響を与えるイベントはW底や鍋底のような長期にわたる底練りの動きが必要となります。直近で始まっている大きなトレンドは継続しています。強いメジャー通貨と弱いマイナー通貨の相関関係が強まっているため、この組み合わせの通貨選択を継続していきたいと思います。
2020年3月10日の環境分析データ
昨日は大波乱の展開でした。ボラティリティは非常に大きく、グラフの上限を超えています。トレンドには変化がないものの値動きの激しさから 、当ブログでトレードしている通貨では2通貨がロスカットされる場面がありました。このようなボラティリティの高い局面では資金管理の重要性を見直すことが大事です。当ブログが参加しているスイングトレード・ブログランキング上位(3月10日朝時点で3位)にある「FX資金管理.COM」は参考になります。ブログ運営者である伊藤彰洋氏の著作「FXで勝つための資金管理の技術」の一読をお勧めします。
通貨の強弱は昨日と変わりなく、強い通貨と弱い通貨の組み合わせによる通貨選択をすることが大事です。また、日足の大きなトレンドになっているので、上値・下値の目途が立たない時は、上位足の抵抗線を重視するようにしてください。 昨日のUSDJPYは月足の重要抵抗線で下げ止まりました。 月足・週足の大きなレンジ内に位置していると考え、レンジ上限・下限付近では上昇・下落余地があるのか、確認することが大事です。
2020年3月9日の環境分析データ
週明けは大きく窓をあけて始まりました。USDJPYは104円台前半まで一気に下落しています。米国における新型コロナウィルスの拡大に伴う景気悪化懸念や、原油価格の下落、追加利下げの可能性など、USDの弱さが目立ってきています。一方でJPYの強さは継続してるため、クロス円通貨は上位足と同調性をもった動きをしています。ドルストレート通貨は明確な上昇トレンドを示しています。また、EURやGBPが相対的に強まっているのも目立っています。JPY・EUR・GBPの強い通貨群と、その他の弱い通貨群とが明確に判断できる状況になっているため、この強い通貨と弱い通貨の組み合わせから通貨選択をすることをお勧めします。
2月のパフォーマンス報告
2月は、+806pipsとなりましたが、月末のトレンドで大きく取ったのが寄与しています。ボラティリティが高まり、日足ベースではどうしても遅れてしまう展開が多くなりました。先月もコメントした通り、4時間足でのトレードの方が良い結果をもたらしてくれたと思います。
10勝13敗と、勝率43.5%、平均収益+35pipsとなりました。平均保有日数は4.3日となりました。ペイオフレシオ2.5、プロフィットファクター1.9となりました。なんといっても勝率の低さは想定水準を大幅に下回っています。ボラティリティが高まる中で、エントリーサインを見送るべき局面で見送らなかった点が大きく響いています。これらはすべてMark1のサインであるため、発生サイン確認の精度を高める必要があると反省しています。一方、Mark2のサインは、2月は1回発生しました。月に1回程度しか発生しませんが、昨年来、勝率100%が続いています。
先週の決済トレード
先週決済を迎えた通貨は、6勝3敗となりました。久しぶりにトレンドで大きく取ることのできる局面でした。AUDJPY(左列上)は、重要抵抗線で早めの決済をすれば+202pips/+280pips、キリ番の70円で決済すれば+274pipsでした。AUDUSD(左列中)は、バンドウォークの続く下落局面でリトライのエントリーとなりました。上位足で抵抗線のない局面でしたが、高値から直前安値までを基準としたフィボナッチを適用することができます。その場合は+109pipsで逃げることができますが、決済サインまで待った結果、損切りになっています。最も大きく取れたEURNZD(中列中)ですが、週足の重要抵抗線で決済すれば+581pipsとなります。決済サインはトレンドの目先終了を確認してから発生するので、重要抵抗線での決済をお勧めします。これは、損切りになる局面でも同様です。
スワップ一覧(Axiory/BigBoss/XM)_2020/3/7
各通貨で修正が行われています。各通貨のLongとShortポジションのスワップポイントの増減は、本来相殺されるべきものですが、全般に低下しています。マイナススワップはよりマイナスに、プラススワップは低下する動きになっています。長期保有に不利な状況が続いています。こうした動きの中、BigBossのスワップがほとんど変化していない点に警戒しています。どこかで大きく変動するのではと心配しています。
時間帯別ボラティリティ 2020年3月第1週
ボラティリティの高さが継続しています。ボラティリティの高まりとともに、トレンドが確定するまでは上下変動の激しい展開になっています。重要な抵抗線を抜けるまで待っても十分に間に合うトレンドが発生しています。GBP系通貨以外もボラティリティが高まっているため、トレードチャンスは広がっています。
夏時間・冬時間(2020年春)
3月8日から米国では夏時間に入ります。日足の終値が日本時間の6時になります。4時間足の更新時間が、従来の1時間早い6時・10時・14時・18時・22時・2時になります。
欧州時間は3月29日からですので注意が必要です。
また、豪州・ニュージーランドなど南半球は現在、夏時間です。4月になると冬時間になり、日本時間午前中に発表される豪州の経済指標の発表は1時間遅くなります。
米国 3月8日-11月1日
欧州 3月29日-10月25日
オセアニア 2019年10月4日-4月5日(現在、夏時間)
2020年3月6日の環境分析データ
株価の買い戻しの動きも1日で終わり、再度、大きく下落する状況になりました。ボラティリティの高い状況が続いているため、トレードの機会は増える一方でリスクも増大しているので、エントリータイミングはより慎重にならざるを得ません。スイングトレードでは日足ベースで確認しているので、あまり神経質になる必要はありませんが±2σを越えている局面では常に警戒心をもって接してほしいと思います。個々の通貨ごとに短期の調整の動きがみられるものの、長期トレンドの方向性に変化がない状況なので、押し目買い・戻り売りの局面を提供してくれていると考えています。
本日は22時30分に米国の雇用統計の発表に警戒が必要です。また、来週から米国は夏時間に入り、日足終値や4時間足の更新タイミングは1時間早まるのでご注意ください。
2020年3月5日の環境分析データ
各国の金融政策を受けて、株価が反発しています。しかし、買い戻しの動きが中心だと思います。新型コロナウィルスの拡大懸念が続いている仲では、新規の買いは入りにくい状況にあります。ましてや国内機関投資家は3月決算、海外投資家も最初の四半期のこの時期にあえてリスクを取って、新規のポジションを取ることは考えにくいと思います。こうした動きはFX市場でも同様と思います。長期資金は見送り姿勢にあると思われるため、短期資金中心でボラティリティの高い展開になっています。トレンドの出ていた通貨に一服感が出ています。上位足の方向性に変化はないため、目先の調整は次のトレンドの待合室にあります。