2020年3月5日の環境分析データ

各国の金融政策を受けて、株価が反発しています。しかし、買い戻しの動きが中心だと思います。新型コロナウィルスの拡大懸念が続いている仲では、新規の買いは入りにくい状況にあります。ましてや国内機関投資家は3月決算、海外投資家も最初の四半期のこの時期にあえてリスクを取って、新規のポジションを取ることは考えにくいと思います。こうした動きはFX市場でも同様と思います。長期資金は見送り姿勢にあると思われるため、短期資金中心でボラティリティの高い展開になっています。トレンドの出ていた通貨に一服感が出ています。上位足の方向性に変化はないため、目先の調整は次のトレンドの待合室にあります。

2020年3月4日の環境分析データ

米国の緊急利下げが発表されるなど、各国金融当局の金融政策の動きが強まってきています。利下げ余地のある国の金融政策は直接的な影響も大きく現れるため、通貨にも敏感に反応します。週末のスワップポイントの項目でも説明していますが、プラススワップ通貨には警戒が必要になってきています。依然として、ボラティリティの高い状況が続いており、上位足の方向性に沿ったトレードに徹することをお勧めします。

2020年3月3日の環境分析データ

非常にボラティリティが高まってきています。日本時間・欧州時間ともに、ほとんどの通貨が30日平均を上回る水準にあり、値動きが激しい展開になっています。昨日は、朝方、黒田日銀総裁の発言により株価が反発し、為替市場にも波及しました。4時間足ベースで反発する通貨も多く見られましたが、基本的な流れに変化は見られません。通貨相関はほとんど変わらず、EURの強さ・GBPの弱さが目立ってきました。強い通貨同士・弱い通貨同士の組み合わせは避け、強い通貨と弱い通貨の組み合わせに注目しています。

2020年3月2日の環境分析データ

先週金曜日にコメントした、メジャー通貨対マイナー通貨の動きが一段と鮮明になってきました。通貨相関をみると鮮明に表れています。そうした中、USDJPYは週明けオセアニア市場では瞬間的に106円台までの円高があった模様です。この動きは、週末FRBが発表した利下げ検討ニュースによるものです。世界的に金融市場が混乱している状況で、各国金融当局が金融政策を進めていくことは予想されます。利下げ余地のある国は限定されているので、こうした国の金融政策の動きには注意が必要です。

2020年2月28日の環境分析データ

世界的な景気不安が強まる中、リスクオフの動きが強まっており、世界的な株価下落につながっています。通貨の世界では、そのリスクオフの動きがメジャー通貨(USD・EUR・JPY)買いのマイナー通貨(AUD・CAD・NZD)売りにつながっています。GBPはBrexitの材料もあり、中立からマイナー通貨に位置づけられる動きになっています。メジャー通貨を中心にトレンドが形成されてきていますので、これら通貨に注目しています。ただし、本日は週末・月末であることから、極力、週またぎのポジションは解消しておくことを推奨しています。

2020年2月27日の環境分析データ

ボラティリティが高まってきており、トレンドの発生が確認できます。USD・JPYの強さが継続しており、AUD・CAD・NZDの弱さが目立っています。前回の高値・安値が接近してレンジ上限・下限と考えていた通貨が、確定してはいませんがレンジブレイクする動きを見せています。新たなトレンド入りと考えて動きに注視していきたいと思います。

2020年2月26日の環境分析データ

世界的な株価下落が続くなど、金融市場の混乱が進んでいます。スイングトレードでは、様々な情報の影響を受けることが強くなります。現状では、極力、短期のトレードに徹するようにした方が良いと思います。AUD・NZDの弱さは継続していますが、徐々に他通貨の弱さに波及しています。いくつかの通貨では、4時間足ベースでのトレンドが発生してきており注目しています。

2020年2月25日の環境分析データ

新型ウィルスの影響が金融市場に明確に反映してきています。昨日のNYダウは史上三番目の下げを記録するなど、世界中の株式市場で下落が始まっています。アジアから欧州に患者分布が拡大してきていることで、世界中の資産はより安全資産に向かっています。この流れを受けて、より強い通貨への選別が進むものと思われます。

2020年2月24日の環境分析データ

新型ウィルスの拡大とともにリスク回避の動きが強まっています。週明けは窓開けで始まり、方向感をつかみにくい状況になっています。JPY・AUDの弱さが目立つ一方、EURが強含む動きが出てきました。USDJPYの上昇も一服感が出ており、目先の調整が想定される展開になってきました。

2020年2月21日の環境分析データ

JPYの弱さ、USD・CADの強さが目立つため、USDJPY・CADJPYの強さが継続しています。その他のクロス円通貨も強含みの展開となっています。2日間大きく動いたこと、週末金曜日であることなどから、本日は一服感の強い展開を想定しています。トレンド継続の動きは強まっていることから、クロス円以外にドルストレート通貨にも注目しています。