今日の環境分析 2020年5月29日

国際金融市場としての香港懸念

中国の全国人民代表大会において、国家安全法が採択され、香港への統制強化が明確になりました。
これを受けて、米中関係の悪化は一段と強まるものと思います。
トランプ米大統領の発言には警戒しておく必要があります。
事実、昨日のNY株式市場では、29日にトランプ米大統領が中国に関する会見を行うとのニュースだけで、上昇から下落に転じました。

週末にかけて、様々なコメントが出てくると思います。
米国の中国への制裁措置の中で、香港の国際金融市場としての機能不全になるような事案があると、金融市場の混乱が想定されます。

月末・週末でもあり、リスク回避からポジションは本日中に決済する予定です。
一部の保有ポジションは、昨日から今朝にかけて決済を行いました。

月明けから気分一新、新たなポジションを取っていきたいと考えています。

今日の環境分析 2020年5月28日

欧州復興基金のニュースを受けて、EURを中心に大きく動きました。
欧州時間のボラティリティは過去30日平均を大きく上回る状況となり、ここ数日は欧州時間の方が米国時間よりも大きく動く傾向がみられます。

4時間足の動きが日足と連動し、徐々に週足の方向感に影響を与えてきています。
上位足の抵抗線に注意しながら、日足の方向感の継続を判断していきたいと思います。

今日の環境分析 2020年5月27日

一人十万円の定額給付金、少しずつ給付が行われているようですね。

昨日、筆者の自宅にも週内の振込予定の通知が来ました。
2日にオンライン申請していますので、約4週間要したことになります。
作業をして頂いた役所関係の方には感謝しますが、システム面での欠陥をあらわにしましたね。また、自粛中も継続して勤務していた医療・物流・小売関係者などや、直接的な影響を受けた飲食業界の人などに手厚い保証をしてほしいものです。

日本での給付は遅くなりましたが、世界的には多くの先進国で早い段階で給付されています。その資金の一部は、金融市場への投機資金として流れています。この間の説明できない株価の上昇などはその典型例だと考えています。

昨日は、前日の閑散とした市場から一転して、ボラティリティの高まる展開となりました。依然として、週足と日足の方向感の攻防は継続しているため、短期足の動向には注意が必要です。

今日の環境分析 2020年5月26日

祝! 緊急事態宣言、全面解除!

コロナ前に戻るわけではないですが、とりあえずは良かったですね。
首都圏からの移動制限が解除される6月19日が待ち遠しいです。

「私だって、温泉に行きたい!」

新たにコロナ対策に加わった経済学者のインタビューの際のコメントでした。
まったく同感です。
インバウンド消費に期待できない今、国内需要の拡大を期待したいです。

産業構造の変化やグローバル経済の再構築などが、今後進んでくると思います。
その中で、外国為替における実需取引の変化に注目されます。

昨日は、米国・英国が祝日でもあり、ボラティリティが急低下しました。
収束する動きが継続しており、発散するタイミング待ちの状況が続いています。
週足と日足の方向感の攻防が継続しており、決着に注目です。

今日の環境分析 2020年5月25日

ご意見、ご感想、大歓迎!

先日、読者の方から、スワップポイント一覧が見にくいという意見を頂きました。
先週から改良しましたが、いかがでしょうか?

これからも、読者の皆様のご意見を取り入れ、わかりやすく、活用していただけるブログにしたいと思っています。
ご意見、ご感想、大歓迎ですので、気軽にお寄せください。

本日は、英国・米国が祝日です。
日足での方向感がつかみにくくなっています。欧州時間・米国時間での動きは期待しづらいため、本日は見送りもありかなと思っています。

新型コロナの緊急事態宣言、今日にも全面解除になりそうですね。
ここからは、2次感染に注意しつつも、正常な経済活動への回復を期待したいです。
つれて、実需の為替取引も回復してくると思いますので、明確なトレンドを確認できてくるのではないかと思っています。

今日の環境分析 2020年5月22日

毎朝、NHKの朝ドラを見てからコメントを書いています。
今日は、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」が完成した内容でした。
こんな時、ライバルの慶応大学関係者はどんな気分でみているのでしょうか?

高校野球の夏の甲子園が中止になりました。
大きなニュースとして取り上げられていましたが、自分にとっては、音楽コンクールの中止の方が大きなニュースです。

このように、当事者でなければ、その情報は全く意味をなさないものです。

トレードにおいても、自分にとって意味のないと思う情報は無視すべきです。
情報過多になって、結局、本質を見極められなくなっては困ります。
意味ある情報に特化して、取り組んでいただきたいと思っています。

再び、ボラティリティが低下して、方向感を失いつつある動きになってきました。
クロス円を除いて、明確なトレンドを確認するのが難しい展開になっています。
短期足では調整の動きがあり、日足方向へ回帰するのか注目しています。
週明け月曜日は米国・英国が祝日となるため、大きな動きは期待しづらいと想定されます。

今日の環境分析 2020年5月21日

オセアニア通貨の強さが目立ち、EURの強さも継続しています。

4時間足で始まったトレンドが、徐々に日足のトレンドにつながってきました。
週足でも同じ方向に調整波として動いてきており、大きなトレンドにつながる可能性が出てきました。
世界中で少しずつ自粛解禁となり、経済活動の再開の動きが出てきています。こうした動きが通貨の強弱にも表れてきていると思います。

本日は、夕方に欧州・英国のPMIが発表されます。定性的な景況感に注目しています。

今日の環境分析 2020年5月20日

日本時間・欧州時間でボラティリティが高まりました。
4時間足ベースではトレンドが発生する通貨が増えてきて、その一部では日足のトレンド形成へと動いてきています。当初、想定していたのと方向感が違いますが、今は素直にその方向性に従いたいと思います。

JPYの弱さが際立っており、クロス円通貨の強さが目立っています。USDは弱い通貨群に入っているため、USDJPYの値動きは弱いですが、他のクロス円通貨同様の動きになると思われます。

今日の環境分析 2020年5月19日

戦後最悪の景気悪化

昨日、日本の1-3月期のGDPが発表されました。2四半期連続のマイナスで前期比年率で△3.4%となりました。
昨年秋の消費税増税後の景気の落ち込みに加え、新型コロナの影響です。緊急事態宣言が発せられた4-6月期は一段の悪化が見込まれ、戦後最悪との観測もあります。
目先、コロナ感染は落ち着きがみられるものの、2次感染の懸念がある以上、本格的な景気回復が遠いと誰もが考えています。

米中関係の悪化もあり、グローバル経済においては協調回復が難しいと思います。であれば、個々の国力が問われる時代になると思います。

先週末の動きを週初は否定されました。
GBP系通貨の弱さは継続しているものの、EURGBPが高値圏でもみ合いとなっています。短期足が長期足に連動することが難しくなっており、短いサイクルで方向感が変化するので、早めの決済を心がけるしかなさそうです。

今日の環境分析 2020年5月18日

目先の懸念がある時は、

投資しないことです。懸念が障壁になります。

新型コロナウィルスの自粛疲れのなか、多くの県でやっと自粛解除になりました。
東京都の新規感染者数は1桁台になったこともあり、まだ自粛中の首都圏などでは自己都合の判断による自粛解除の動きが目立っています。
自粛解除になっていない地域では、自分の身を守るためにも、あと少しの辛抱です。

自己都合の判断は、結局は大局観を見誤ります。
早くから新型コロナの影響を受けた日本の対応の遅れは、あきらかに東京オリンピックが懸念材料になっていたと思います。

投資において大事なことは、失敗を減らすことです。
失敗の要因は、往々にして、自己都合の判断によるものです。
投資をする際には余裕資金でと言われるのは、資金の行方に自己都合判断を混ぜないためです。


先週末から動き出してきました。
2週間前に動き出してきたと判断した時は空振りでしたが、今度はどうでしょうか?

GBP系通貨の下落が目立っています。また、金融緩和策の追加が想定されるNZDの弱さも目立っています。
GBP・NZD関連通貨に、新たなトレンドが発生してきたと思っています。
個別の通貨ペア毎の判断が必須ですが、今度こそ動き出してきたと期待しています。