
円安を抑制する財務相の発言が米ドル/円の下落を招いたものの、市場全体では依然として円の弱さが目立っています。通貨相関の観点からは、英ポンドと豪ドルが上昇を主導する一方で、米ドルとユーロには軟調な動きが見られます。本日は米国の主要な経済指標の発表や豪州の中央銀行による議事録公開が予定されており、これらが価格変動のきっかけになる可能性があります。しかし、明日からのクリスマス休暇を控えて市場の流動性が低下するため、予期せぬ急変への警戒が必要です。勢いのある英ポンドや豪ドルの買いと、弱含んでいる米ドルの売りを軸とした通貨選択をしたいと思います。
米国実質GDP第3四半期前期比年率:予想3.2%(前期3.0%)
米国耐久財受注10月前月比:予想-1.5%(9月0.5%)
米国鉱工業生産指数11月前期比:予想0.1%
