海外FX口座開設時の注意事項
海外FXは、高いレバレッジや豪華なボーナスが魅力ですが、国内口座とは異なるルールやリスクが存在します。開設前に以下のポイントを必ず確認しましょう。
1. 金融ライセンスの有無と信頼性
- ライセンスの確認: 運営会社がどこの国の金融当局から認可を受けているか確認しましょう(セーシェル、モーリシャスなど)。
- 出金実績: ネット上の口コミやSNSで「出金拒否」の噂がないか、運営歴が十分にあるかをチェックしてください。
2. 「分別管理」と「信託保全」の違い
- 多くの海外業者は、顧客資産と経営資金を分ける「分別管理」のみです。
- 国内口座のような「信託保全」(万が一の破綻時に全額返還される仕組み)がない場合が多いため、余剰資金での運用を徹底しましょう。
3. ボーナスの利用規約を熟読
- 「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」には、クッション機能の有無や、利益分の出金条件が設定されていることがあります。規約を読まずに運用すると、思わぬ制限がかかる場合があります。
4. ゼロカットシステムの適用範囲
- 追証が発生しない「ゼロカット」は大きなメリットですが、窓開けトレードや裁定取引(アービトラージ)など、禁止事項に触れると適用外となり、口座凍結の対象になることがあります。
5. 税金と確定申告
- 海外FXの利益は「総合課税」となり、利益が増えるほど税率が上がる累進課税が適用されます(最大55%)。
- 国内FX(一律約20%)とは税率が異なるため、利益が出た際は早めに納税準備が必要です。
