
週末は様子見の展開でしたが、EURがGBPに対して堅調であり、これは市場が織り込んでいるBOEの利下げとECBの据え置きという政策金利のコンセンサスを反映したものと思われます。通貨相関からはEURの強さとUSDの弱さが際立ち、JPYも相対的に強くなっています。今週は3つの中央銀行の政策金利発表(BOE利下げ、ECB据え置き、日銀利上げがコンセンサス)のほか、PMIや雇用統計など重要な経済指標が多数予定されており、年末最後の大きなボラティリティが見込まれています。トレーディングの軸として、EUR・JPYの買いとUSD・GBPの売りを軸とした通貨選択を考えています。市場はまだ政策金利の状況を十分に織り込んでいない可能性は高いと考えています。
日銀短観第4四半期業況判断_大企業製造業:15(予想16、第3四半期14)
非製造業:34(予想35、第3四半期34)
