今週の注目材料(11月3日~7日)

11月2日(日)米国・カナダ:冬時間入り
   3日(月)日本:祝日
        米国:ISM製造業景気指数
   4日(火)オーストラリア:BOA政策金利
   5日(水)米国:ADP雇用者数
           ISM非製造業景気指数
   6日(木)英国:BOE政策金利
   7日(金)カナダ:雇用統計

 先週は、FRBの12月利下げ期待や日銀の早期利上げ観測が後退し、円安が進行しました。英国では財政懸念が高まりポンド安につながりました。外交面では、日米・米中・日中会談が無事に終わり、貿易問題の落ち着きを取り戻してきています。今後は、各国の内政の動きに注意したいと思います。米国の政府機関閉鎖の行方、日本の経済対策の動向などに注目です。
 今週は、英国とオーストラリアの政策金利に注目です。オーストラリアは先週発表された消費者物価指数が予想を超える伸びになったことから、利下げ期待が後退しました。英国は財政懸念から不透明感が強く、利下げの声は一部にあるため警戒したいと思います。今週は通常であれば、米国の労働統計の発表される注目の週となりますが、政府機関閉鎖で現時点では雇用統計の発表はなさそうです。公的統計の発表がない分、民間統計のISM景気指数やADP雇用者数などから雇用環境の現状を分析する必要があります。内容次第では、FRBの12月利下げ期待が再び高まる可能性があるので警戒が必要です。

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