今週の注目材料(10月20日~24日)

 先週は、米中貿易摩擦懸念の再燃や国内政局の不透明感が強まるなか、円の強さとドルの弱さが継続する展開となりました。前週に年初来高値を更新したクロス円は反落基調を強め、自民と維新の連立協議の進展を受けても高市トレードが回復する動きはみられませんでした。
 今週は、金曜日に注目です。米国の消費者物価指数が発表されます。同指数は、政府機関の閉鎖のなか当初15日に発表を予定していましたが、政府統計の中で唯一発表予定が明示されています。すでにデータが収集されていたため、政府機関閉鎖のなかでも集計作業に取り組み、発表される模様です。米国の金融政策決定に際して非常に重要な指標であるため、注目度は非常に高くなっています。また、金曜日は、日本の消費者物価指数や欧米各国地域の購買者担当景気指数(PMI)が発表されます。このため、金曜日の動きが来週以降の大きな動きにつながると考えています。
 そのほかでは、英国やカナダの消費者物価指数、中国のGDPにも注目です。また、火曜日には日本では臨時国会が召集されます。高市自民党総裁が首相に指名されるのか、指名された場合に高市トレードは復活するのか警戒しています。
 来週からは、英国・欧州が冬時間に入りますので、トレード時間に注意したいと思います。

10月20日(月)中国:実質GDP
   21日(火)日本:臨時国会召集、首相指名選挙
         カナダ:消費者物価指数
   22日(水)英国:消費者物価指数
   23日(木)カナダ:小売売上高
   24日(金)日本:消費者物価指数
         EU・英国・米国:購買担当者景気指数
         米国:消費者物価指数
   26日(日)から欧州は冬時間入り

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