先週は、金曜日に米国が独立記念日の祝日のため、週前半に動いたものの後半は様子見となりました。通常よりも1日早く発表された米国雇用統計はサプライズとなり、ドルの強さにつながりました。
今週は、9日(水)の米国の相互関税上乗せ分の一時停止期限が最大の注目材料になります。期限を前に合意する国も出てくることが予想され、当該通貨の動きに注意したいと思います。特に、日本は交渉が難航していることや参議院選挙の最中であることから、日本にとって最悪の結果となる可能性があります。その場合の円の動きには警戒したいと思います。英国では財政悪化リスクが継続していることからGBPの下落リスクを注視しています。オーストラリアとニュージーランドでは、政策金利が発表されます。オーストラリアは利下げ、ニュージーランドは据置きが予想されます。オーストラリアの利下げは豪ドルに十分に反映されていないと考えています。利下げ発表後の豪ドルの動きに注意したいと思います。
7月8日(火)オーストラリア:RBA政策金利
7月9日(水)ニュージーランド:RBNZ政策金利
英国:金融安定報告書
米国:FOMC議事要旨(6/17-18開催分)
米国:相互関税上乗せ分の一時停止期限
7月10日(木)米国:新規失業保険申請件数
米国:30年債入札
7月11日(金)カナダ:雇用統計