今週の注目材料(5月19日~5月23日)

先週明けに米国と中国との関税合意を受けて、市場は大きく動きました。今週は、すでに合意している英国と中国を除いた国々とどのような合意をするのか注意したいと思います。

20日からはG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されており、各国の金融当局の発言に注目しています。日米財務相会談が実施された場合には、為替水準への言及があるのか警戒したいと思います。オーストラリアでは金融政策が発表されますが、金利据置き観測が強まっています。

15日には、欧米各国地域のPMIが発表されます。トランプ関税の影響をどの程度懸念しているのか内容には警戒したいと思います。また、各国で消費関連の経済指標が発表されるので、景気実態を把握するうえで注意したいと思います。

米国の格付け会社の中で唯一最高格付けをしていたムーディーズ社が、1段階格下げを発表しました。財政不安を背景としていますが、米国経済の不安を合わせると、USDへの影響が懸念されます。

5月19日(月) 中国:小売売上高、鉱工業生産
5月20日(火) オーストラリア:政策金利
       カナダ:消費者物価指数
5月21日(水) 英国:消費者物価指数
5月22日(木) フランス・ドイツ・EU・英国・米国:
            製造業・非製造業PMI
        米国:新規失業保険申請件数
5月23日(金) 日本:全国消費者物価指数
       英国・カナダ:小売売上高